電子契約サービス・システムとは、クラウド上で契約書を締結できるオンラインツールです。導入メリットとしては、従来の紙の契約書で行っていた書類の印刷や書面への署名・押印(設定も可能)、郵送等の作業が必要なく、電子文書の作成者本人であることと内容が改ざんされていないことを証明する電子証明書による電子署名(サイン)によって法的にも有効な契約書をオンライン上で締結することができます。また、電子契約の場合は課税対象にならないので印紙税、つまりは印紙が必要なく、印紙代のコスト削減にも繋がります。さらに、電子契約の締結後、電子帳簿保存法に基づくデータ保存も可能です。インターネット環境さえあれば、いつでもどこからでも契約締結できるので、テレワークやリモートワークには最適なツールです。そこで、当記事では厳選した電子契約サービス4選を紹介していきます。
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電子契約:クラウドサイン
クラウドサイン(Cloud Sign)とは、『弁護士ドットコム株式会社』が提供する、弁護士監修の安全・安心な電子契約サービスで、ユーザー数1人、送信件数5件までなら無料(フリープラン)で利用できます。契約書の準備・取引先への確認依頼・相手方による押印の簡単3ステップでスピーディーに契約書を締結することができます。また、一般的な契約書は、テンプレート(ひな形)が豊富に揃っているので、事前準備も必要ない便利なツールです。
電子契約:BtoBプラットフォーム契約書
BtoBプラットフォーム契約書とは、『株式会社インフォマート(Infomart Corporation)』が提供する、業務の電子化サービスの一つである電子契約サービスで、フリープラン同士の電子契約は5件まで、電子保管は月3件までなら無料で利用できます。締結した契約書はクラウド上で保管もでき、一覧から処理や進捗状況を管理することも可能です。さらに、本サービスは24時間365日、高レベルのセキュリティ管理体制で契約データを保護し、取引先は無料IDで利用できるので、安心して利用できます。
詳しくは【「BtoBプラットフォーム契約書」管理も楽な電子契約サービス】
電子契約サービス:Agree
Agreeとは、『GMOクラウド株式会社(GMO CLOUD K.K.)』が提供する電子契約サービスで、社内ID数が1つまで、電子サインが月10文章までなら無料で利用できます。クラウド上で認印や手書きサインのように使える電子サインで簡単に契約書を締結することができます。また、有料プラン『ビジネス』なら実印に相当する電子署名も可能です。各種法令に適合したタイムスタンプを発行し、厳格な技術要件を満たした、弁護士監修の安全な電子契約サービスです。
電子契約サービス:NINJA SIGN
NINJA SIGNとは、『株式会社サイトビジット(SiGHTViSiT)』が提供する電子契約サービスで、契約書送信数が月5件まで、テンプレート登録数が3個までなら無料で利用できます。Googleと連携することで、契約書をテンプレート登録し、業務を効率化することも可能です。さらに、本サービスで締結した契約書はもちろん、紙の契約書も一括で管理することもできます。コストや手間が削減できる便利なオンラインツールです。